概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、インフレ率の加速懸念が足かせ

市況
2023年8月2日 10時01分

【ブラジル】ボベスパ指数 121942.98 +1.46%

1日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比694.59ポイント安(-0.57%)の121248.39で引けた。日中の取引レンジは120153.62 - 121944.64となった。

終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅をやや縮小させた。連日の上昇で高値警戒感が強まったほか、通貨レアル安の進行がブラジル株の売り手掛かり。また、米ハイテク株の下落や原油価格が弱含みの展開を示したことも足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。利下げ期待の高まりが引き続き好感された。

【ロシア】MOEX指数 3093.64 +0.66%

1日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比20.14ポイント高(+0.66%)の3093.64ポイントで引けた。日中の取引レンジは3055.25 - 3114.56となった。

朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の好業績報告や配当への期待が高まっていることが指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、欧州市場の下落が足かせとなった。また、原油価格が弱含みの展開も足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 66459.31 -0.10%

1日のインドSENSEX指数は小反落。前日比68.36ポイント安(-0.10%)の66459.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同20.25ポイント安(-0.10%)の19733.55で取引を終えた。

買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。インフレ率の加速懸念が足かせとなった。8月のモンスーン(雨季)降雨量は平年を下回ると予測されている。また、外国人投資家(FII)の売り越しも圧迫材料。FIIはこの日まで3日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3290.95 -0.00%

1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.09ポイント安(-0.00%)の3290.95ポイントと3日ぶりに小反落した。

売り圧力が意識される流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとで約2カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。中国経済対策の期待感が続く中、指数は小高く推移していたものの、上値は重く、後場に入りマイナスに転じている。朝方公表された7月の財新中国製造業PMI(民間による)は49.2に悪化した(6月は50.5)。景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに割り込んでいる。

《CS》

提供:フィスコ

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