ジェネラックが決算受け大幅安 住宅用製品の減収見通しを反映=米国株個別
発電機器のジェネラック<GNRC>が大幅安。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を若干上回ったものの、1株利益は予想を下回った。また、通期の売上高見通しも予想以上の減収を見込んでいる。下半期の住宅用製品の減収見通しを反映させた。
ただ、今回の見通し下方修正を一部相殺する形で、C&I製品の売上高は年内に10%台半ばの成長を予想している。
また、営業およびフリーキャッシュフロー(FCF)の創出は通期でも力強い水準に戻ると予想しており、純利益のフリーキャッシュフローへの変換率は100%を大きく超えることが予想されるという。
アナリストからは、事前の投資家の期待が高かった分、失望的な内容となっているようだとのコメントも出ている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.08ドル(予想:1.17ドル)
・売上高:10.0億ドル(予想:9.82億ドル)
・粗利益率(調整後):32.8%(予想:32.3%)
・EBITDA(調整後):1.36億ドル(予想:1.45億ドル)
(通期見通し)
・売上高:-10~-12%(従来:-6~-10%)
・EBITDAマージン(調整後):15.5~16.5%(従来:17~18%)
【企業概要】
北米の住宅・商業・工業市場向けに発電機器その他の電力製品を開発・製造・販売する。産業用予備発電機・モバイルヒーターや家庭用ポータブル発電機・ヒーター・屋外電力機器など幅広い製品を取り扱う。
(NY時間10:26)
ジェネラック<GNRC> 124.85(-28.53 -18.60%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美