カカクコムが急落、「食べログ」広告宣伝費かさみ4~6月期最終13%減益
カカクコム<2371>が急落し、3月16日につけた年初来安値に迫る場面があった。この日、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比9.6%増の153億6200万円と増収となったが、最終利益は同12.5%減の36億5100万円となった。主力のインターネット・メディア事業において、「食べログ」では経済活動の正常化に伴う外食需要の高まりで、ネット予約人数は前年同期比48.9%増加した。一方、食べログと「求人ボックス」における広告宣伝投資などの増加が利益を押し下げる要因となった。人流回復を背景とした業績回復が期待されていたなか、最終減益となったことが失望売りを促す要因となったようだ。