リクルートが大幅高で新高値圏に再突入、4~6月期最終2ケタ増益好感し買い残の整理進捗も好材料
リクルートホールディングス<6098>が全般軟調地合いに抗して急反発、一時7%を超える上昇でフシ目の5000円大台に乗せるとともに、8月1日につけた高値4983円を上回り年初来高値を更新した。前週10日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)決算は最終利益が前年同期比16%増の980億6000万円と2ケタ成長を達成した。売上高は微増にとどまったものの、広告宣伝費の抑制や求人情報サービス「インディード」などの人員削減による合理化効果で利益率の改善が顕著となった。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。一方、株式需給面でも信用買い残の整理が進んでいる。今年3月上旬に680万株を超えていた信用買い残は直近データで120万株程度まで大幅減少しており、その分だけ上値も軽くなっている。