三光合成はマドを開け6連騰、EV向けプラスチック部品需要拡大を追い風に割安返上へ
三光合成<7888>がマドを開け大幅高。6連騰と気を吐くが、きょうは一時34円高の721円まで上値を伸ばし7月3日につけた年初来高値734円も視界に入ってきた。世界的な電気自動車(EV)シフトが進むなか、自動車向け工業用プラスチック部品を手掛ける同社に追い風が強まっている。EVはガソリン車のように内燃機関を持たず樹脂加工品が使いやすく、軽量化の課題にも適応する。同社は駆動系などに使われる高機能部品の開発を推進、技術開発力の高さで一線を画すだけに、中期的な収益機会拡大に期待が高まる。業績は今期予想を含め4期連続の増収増益見通し。成長力の高さに加えてPERが10倍未満、PBRも0.8倍台とバリュー株の側面も株高を後押ししている。