「石油」が11位にランク、昨年11月上旬以来の高値をつけ関連株の注目度アップ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「石油」が11位となっている。
足もとで米原油先物相場の上昇が目立っている。19日のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の10月限は一時1バレル=93.74ドルをつけ、連日で昨年11月上旬以来の高値を更新した。その後は持ち高調整の動きなどから上げ一服となっているものの、先高観は依然として根強いようだ。
こうした背景にあるのが、サウジアラビアが5日に日量100万バレルの自主減産を12月まで続けると表明したほか、ロシアも同日に減産を延長し年末にかけて輸出量を日量30万バレル減らすと発表したこと。また、米エネルギー情報局(EIA)が18日に公表した米国のシェール石油の掘削・生産状況を示すレポートで、10月も生産が減る見通しが明らかになったことも需給逼迫への警戒感を強める一因となっている。
こうしたなか、株式市場では石油関連株への注目度がアップ。INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、富士石油<5017>、ENEOSホールディングス<5020>、コスモエネルギーホールディングス<5021>などへの関心が高まっている。