ゼオンが急反落、24年3月期営業利益予想を下方修正
日本ゼオン<4205>が急反落している。前週末27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を3940億円から3800億円(前期比2.2%減)へ、営業利益を275億円から205億円(同24.6%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
中国の景気動向の不透明感などを背景とした市場環境の悪化により、エラストマー素材事業部門や高機能材料事業部門の主力製品について、需要の回復遅れの影響が出ていることが要因としている。なお、最終利益は投資有価証券売却益の計上により、従来予想の235億円から275億円(同2.6倍)へ上方修正した。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1854億4200万円(前年同期比6.1%減)、営業利益94億6100万円(同53.1%減)、純利益103億5900万円(同40.5%減)だった。