ロビンフッドが決算受け大幅安 9月の取引高が減少=米国株個別
(NY時間10:56)
ロビンフッド<HOOD> 8.40(-1.37 -13.99%)
ネット証券のロビンフッド<HOOD>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、経常収益が予想を下回ったことが嫌気されている。EBITDAは予想を上回った。
アナリストは9月に取引高が予想を下回ったことと、第4四半期の金利収益のガイダンスが期待外れだった点を指摘している。「利息ベースの商品が経常収益を押し下げたが、コストはよく管理されていた。ただ、9月の取引高の減少が第3四半期の取引高を押し下げ、証券貸付の減少が金利ベースの収益の見通しを弱めた」と述べている。
同社が公表したスライドの資料によると、9月の株式取引高は前年比5%減、仮想通貨は67%減となっていた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益:-0.09ドル(予想:-0.10ドル)
・経常収益:4.67億ドル(予想:4.79億ドル)
仲介取引:1.85億ドル(予想:1.99億ドル)
仮想通貨:0.23億ドル(予想:0.28億ドル)
金利収入:2.51億ドル(予想:2.53億ドル)
・EBITDA(調整後):1.37億ドル(予想:1.32億ドル)
・月間アクティブユーザー:1030万人(予想:1081万人)
・預かり資産:870億ドル(予想:909億ドル)
【企業概要】
最低口座残高の要件が無く、手数料無料の株式取引を提供する。音声サポートを含むカスタマーサポート機能を拡充するなど、投資経験の浅い顧客のニーズに合わせたサービスを行う。米国上場株式・ETF・オプション・ADRを扱い、子会社を通じた暗号通貨取引の他、プレミアムな有料サービスも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美