東京海上が大幅続伸、今期最終益予想引き上げと上限4000万株の自社株買いをポジティブ視
東京海上ホールディングス<8766>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。前週末17日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、純利益予想を5300億円から5750億円(前期比53.5%増)に引き上げた。過去最高益の予想を上乗せして上方修正したほか、取得総数4000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.0%)、取得総額700億円を上限とする自社株買いの実施も発表。これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。
海外主要拠点の事業が好調に推移するなか、政策株式売却益の増加も寄与する見込み。自社株の取得期間は11月20日から24年5月15日とする。4~9月期の純利益は前年同期比2.1倍の2050億500万円だった。