株価指数先物【昼】 +1σまでの調整を経て押し目狙いのロング優勢に
日経225先物は11時30分時点、前日比220円高の3万3570円(+0.65%)前後で推移。寄り付きは3万3120円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3200円)を下回り、売り優勢で始まった。ただし、寄り付き直後に付けた3万3110円を安値に急速に切り返しており、現物の寄り付き直後にはプラスに転じた。買い一巡後は3万3400円~3万3450円辺りで売り買いが交錯する場面も見られたが、中盤にレンジを上放れると、終盤にかけて一時3万3600円まで上げ幅を広げた。
日経225先物は、半導体株が売られた影響から売りが先行する格好となったが、ボリンジャーバンドの+1σまでの調整を経て、押し目待ち狙いの動きが強まった格好である。祝日を前に市場参加者は限られているとみられるが、そのため小さいエネルギーでもトレンドが出やすい需給状況のようだ。また、エヌビディア<NVDA>の決算反応については、グローベックスのナスダック100先物が小幅な下げにとどまっており、ショートを仕掛けづらくさせている。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.06倍に低下し、一時14.03倍まで下げた。200日移動平均線を下回る場面も見られたが、同線を挟んでの底堅さが見られている。アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]の下げが日経平均型の重荷となるものの、東エレクは下げ幅を縮めてきており、NTロングでのスプレッドを狙ったスタンスに向かわせやすいだろう。
株探ニュース