トラストHDが地合い悪に逆行し一時7%超高、駐車場事業好調で好業績低PERに着目
トラストホールディングス<3286>は全体相場がリスクオフに傾く中で強さを発揮、一時7%を超える大幅高で580円まで上値を伸ばす場面があった。九州を地盤に駐車場事業を展開するが、駐車場を小口化して投資家に販売するユニークなビジネスも手掛ける。このほか、九州や中国地方を営業エリアに新築マンション分譲なども行っている。業績は好調で23年6月期は営業利益段階で前の期比43%増益を達成し、コロナ禍前の19年6月期の水準を上回った。続く24年6月期も前期比9%増の6億2000万円予想と増益基調に陰りはみられない。なお、今第1四半期(23年7~9月)の営業利益は前年同期比倍増となる2億7400万円と急拡大、対通期進捗率も44%強に達しており、上振れへの期待が膨らむ。PER7倍台で割安感も買いを誘う背景となっているようだ。