ボーイングとスピリット・エアロが下落 アラスカ航空の737マックス9が一時緊急着陸=米国株個別
(NY時間09:36)(日本時間23:36)
ボーイング<BA> 226.69(-22.31 -8.96%)
スピリット・エアロ<SPR> 28.12(-3.61 -11.38%)
ボーイング<BA>とスピリット・エアロシステムズ<SPR>が下落。アラスカ航空の737マックスー9が5日の飛行中にパネルが吹き飛ばされ、緊急着陸したことが嫌気されている。米運輸安全委員会(NTSB)は胴体のパネルはすでに回収。納入されて間もない同機に突然の減圧が生じた理由を調査する上で、重要な証拠となる。
アラスカ航空1282便はオレゴン州ポートランドから171人の乗客を乗せて出発したが、離陸直後に窓などが吹き飛び、出発したポートランドへの緊急着陸を余儀なくされた。NTSBは、これ以外の重要な証拠の幾つかについてはまだ発見できていない。
これに関してアナリストは、ボーイングと機体のサプライヤーであるスピリット・エアロシステムズの両社にとって市場はネガティブに受け止めることが予想される。品質管理の大幅な改善がなければ、同社に対する規制当局の監視の目が強まり、737Max7とMax10の認証も遅れる可能性があると見ていると述べた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美