ボーイングが下落 FAAが生産に対する監視強化へ=米国株個別
(NY時間10:22)(日本時間00:22)
ボーイング<BA> 219.22(-3.45 -1.55%)
ボーイング<BA>が下落。先週の旅客機の運航停止事故を受けて米連邦航空局(FAA)が同社に対する正式な調査をきのう開始したが、取引開始前に同社の生産・製造業務に対する監視を強化すると発表した。
FAAは声明で「ボーイングの737MAX9の製造ラインとサプライヤーの監査を行っている。また、MAX9のいわゆる、インサービス・イベントの監視を強化し、ボーイングの検査と品質システムを監督する独立した第3者機
関の利用を検討している」と述べた。
FAAのウィテカー長官は「権限委譲を再検討し、関連する安全上のリスクを評価する時だ」と述べた。「MAX9の運航再開のスケジュールはスピードではなく、一般市民の安全が決定する」とも付け加えた。
今回の措置は、1月5日にアラスカ航空が運航した737MAX9のいわゆるドアプラグが空中分解したことに起因する調査。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美