株価指数先物【昼】 大引けにかけてインデックス買いが入る傾向
日経225先物は11時30分時点、前日比360円高の3万6360円(+1.00%)前後で推移。寄り付きは3万6340円とシカゴ日経平均先物清算値(3万6300円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。前週末の米国市場で半導体株が買われた流れを追い風に、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが牽引するなか、日経平均株価はバブル後の戻り高値を更新して始まった。先物市場ではショートカバーを誘う流れとなり、日経225先物は中盤にかけて一時3万6530円まで上げ幅を広げた。ただし、買い一巡後は利食い優勢のなか、終盤にかけて3万6280円まで上げ幅を縮めている。
日経225先物は中盤にかけての上昇によってボリンジャーバンドの+2σ(3万6510円)を上回る場面も見られ、利食いも入りやすいところであろう。明日の日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるなか、+2σ突破からの一段高は慎重にさせそうだ。ただし、朝方のショートカバーを狙ったロングの利益確定は一巡したとみられ、底堅さを見極めたい。また、インデックスに絡んだ商いが中心のなか、このところは大引けにかけてインデックス買いが入る傾向にあるため、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.36倍に上昇した。一時、昨年7月下旬以来の14.40倍まで上げている。いったんはNTロングの巻き戻しもありそうだが、昨年6月16日に付けた14.69倍を意識したトレンド形成となろう。
株探ニュース