パルHDが急落し年初来安値を更新、25年2月期過去最高益計画も増益率に物足りなさ
パルグループホールディングス<2726>が急落し、年初来安値を更新した。9日の取引終了後、24年2月期の連結決算発表にあわせ、25年2月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比5.7%増の2035億円、最終利益は同0.7%増の129億4000万円を見込む。前期に続き過去最高益を更新する計画を示したものの、会社が予想する増益率は高くはなく、物足りないと受け止めた投資家の売りが膨らんだようだ。衣料事業の収益は着実に伸長するとみる半面、雑貨事業では円安が利益回復の足かせとなっているとし「我慢の局面が続く」とコメントしている。24年2月期の売上高は前の期比17.1%増の1925億4400万円、最終利益が同29.0%増の128億4500万円だった。