ダウ先物は下落 雇用コスト指数が予想上回る=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:48)(日本時間21:48)
ダウ先物 38400(-159.00 -0.41%)
S&P500 5125.75(-21.25 -0.41%)
ナスダック100先物 17814.00(-90.25 -0.50%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落しており、本日は反落して始まりそうだ。日本時間21時半に発表になった第1四半期の米雇用コスト指数(ECI)が予想を上回ったことで下げ幅を拡大している。ECIはFRBが重視している指標ともされており、この結果を受けて米国債利回りも上昇し、米株式市場はネガティブな反応を示している。
一方、取引開始前までに発表になっている決算は概ね良好な反応を見せているが、明日のFOMCの結果発表を控えて、米株式市場はFRBのタカ派姿勢を警戒している模様。
医薬品のイーライリリー<LLY>が時間外で上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、マンジャロおよびゼップバウンドといったGLP-1製剤が好調だった。
3M<MMM>が時間外で上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表。発表直後は時間外で売りが先行したものの、直ぐに切り返し、上げ幅を拡大している。同社はヘルスケア部門の分離独立に伴い。これまでの毎年増配の方針を撤回し、減配を表明した。ただ、スリム化した同社が不安定な財務状況に対処しつつあることを示唆する決算を投資家は好感している模様。
オランダの半導体のNXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け時間外で上昇。第2四半期のガイダンスで予想を上回る1株利益の見通しを示した。
引け後の決算はアマゾン<AMZN>、AMD<AMD>、スターバックス<SBUX>、ペイパル<PYPL>、ピンタレスト<PINS>が予定されている。
(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外
3M<MMM> 98.83(+6.67 +7.24%)
NXP<NXPI> 257.75(+10.62 +4.30%)
アップル<AAPL> 173.30(-0.20 -0.12%)
マイクロソフト<MSFT> 400.50(-1.75 -0.44%)
アマゾン<AMZN> 182.15(+1.19 +0.66%)
アルファベット<GOOG> 167.80(-0.10 -0.06%)
テスラ<TSLA> 187.55(-6.50 -3.35%)
メタ<META> 429.50(-3.12 -0.72%)
エヌビディア<NVDA> 869.36(-8.21 -0.94%)
AMD<AMD> 160.90(+0.70 +0.44%)
イーライリリー<LLY> 778.00(+40.80 +5.53%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース