ダウ先物は上げ一服 ディズニーが決算受け時間外で下落=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:53)(日本時間21:53)
ダウ先物 39020(+23.00 +0.06%)
S&P500 5211.50(+5.00 +0.10%)
ナスダック100先物 18186.50(-9.00 -0.05%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100は横ばいで推移している。先週の米雇用統計を受けてFRBの年内利下げ期待が復活したこともあり、米株式市場は再び上値追いの展開が見られている。ダウ平均は前日までの4営業日で1000ドル超上昇しており、上げ一服感が出ている模様。
先週の米雇用統計は経済が過熱し過ぎているとの懸念を和らげ、FRBの利下げに対する楽観的な見方を復活させた。ストラテジストは「1-3月期の雇用コスト指数の上昇など、相反する経済データがインフレの実際の軌道を巡る疑問を残している。インフレが実際どうなっているのか、市場はちょっとした分岐点を探している可能性がある」と指摘している。
「足元の実体経済が堅調に推移していることから、見通しについては少し建設的になっている。インフレは持続しているが、問題となるレベルまで加速していない。従ってリスク資産を保有する余地はある」とも付け加えた。
ディズニー<DIS>が決算を受け時間外で下落。ディズニー+の加入者数が予想を下回ったことを嫌気しているほか、通期の1株利益の伸びのガイダンスを従来の20%から25%に引き上げたが、この引き上げ幅は予想には届かなかった。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が決算を受け時間外で反落。アナリストは米国での民間からの売上の伸びが急減速した点が指摘している。前四半期は70%の伸びを示していたものの、第1四半期は40%の伸びに鈍化した。
半導体のマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が時間外で下落。4-6月期(第1四半期)のガイダンスを嫌気しており、1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。
電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が決算を受け下落。1株損益、EBITDAとも予想以上の損失を計上した。同社の事業拡大は自虐的で流動性ポジションを悪化させる可能性があるとの指摘も出ていた。
フィットネス機器を手掛けるペロトン・インタラクティブ<PTON>が時間外で大幅高。複数の投資会社が同社の買収を検討していると伝わった。米CNBCが報じた。同社はここ数カ月、非公開化を検討のため、少なくとも1社と交渉を行っているという。
(NY時間09:03)(日本時間22:03)時間外
ディズニー<DIS> 107.36(-9.11 -7.82%)
パランティア<PLTR> 22.33(-2.88 -11.42%)
ルーシッド<LCID> 2.80(-0.25 -8.20%)
マイクロチップ<MCHP> 92.38(-1.38 -1.47%)
ペロトン<PTON> 4.25(+0.71 +20.06%)
アップル<AAPL> 183.76(+2.05 +1.13%)
マイクロソフト<MSFT> 412.20(-1.34 -0.32%)
アマゾン<AMZN> 188.36(-0.34 -0.18%)
アルファベット<GOOG> 170.34(+0.51 +0.30%)
テスラ<TSLA> 181.52(-3.24 -1.75%)
メタ<META> 464.95(-0.73 -0.16%)
エヌビディア<NVDA> 911.81(-9.59 -1.04%)
AMD<AMD> 155.08(-0.70 -0.45%)
イーライリリー<LLY> 765.80(-0.88 -0.11%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース