三社電機は一気に年初来安値更新、今期減収減益へ
三社電機製作所<6882>は急落、一気に年初来安値を更新した。8日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比7.1%減の288億円、営業利益を同58.9%減の14億円と発表しており、これを嫌気した売りが出ている。
前期に大型の特殊案件があった反動が出る見通し。配当予想は40円(前期50円)を見込んだ。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比10.4%増の310億500万円、営業利益が同2.1倍の34億700万円だった。営業利益は過去最高を更新した。
あわせて27年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高330億円、営業利益22億円とする目標を掲げた。株主還元については安定的かつ継続的な配当を実施し、1株当たりの年間配当額を配当性向30%、もしくは40円のいずれか高い方にするとした。