ボーイング、新型宇宙船「スターライナー」の有人ミッションがまたも延期 株価には影響なし=米国株個別
(NY時間09:58)(日本時間22:58)
ボーイング<BA> 185.57(+0.62 +0.33%)
ボーイング<BA>は21日に予定されていた新型宇宙船「スターライナー」による初めての有人ミッションがまたも延期した。機体のヘリウム漏れの修理のためとしている。延期決定は今月3回目。米航空宇宙局(NASA)が先週末に明らかにした。打ち上げは早くても現地時間の25日午後3時9分になるという。
そのほか、中国政府が米国防総省の請負業者3社に制裁を科した。台湾の頼清徳氏が総統に就任する日に、米国の台湾への武器売却に対する不満の表明と見られる。ボーイングの防衛・宇宙・セキュリティ部門BDSとゼネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ社、ゼネラル・ダイナミックス・ランド・システムズ社の3社を信頼できないエンティティーリストに加えたと発表した。
同リストは中国の国家安全保障を損なう企業や団体、個人を制裁するためのもので、制裁措置には貿易や投資、ビザ(査証)の制限が含まれる。昨年2月にはレイセオンの子会社とロッキード<LME>が同リストに追加されていた。
ただ、株価には影響はなく小幅高で推移している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース