石油資源など石油関連株が安い、需給悪化懸念でWTI価格は一時74ドル割れ
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が安い。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前週末比2.77ドル安の1バレル=74.22ドルに下落した。一時73.98ドルと2月上旬以来、4カ月ぶりの水準に売られた。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国から構成される「OPECプラス」は2日、協調減産を25年末まで延長することを決定したが、自主減産に関しては縮小することから需給悪化懸念が浮上した。また、米5月ISM製造売業景況指数が市場予想を下回り、米景気減速による石油需要の減少も警戒された。