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キャッサバが続落 先週の急落の流れ引き継ぐ アナリストから投資判断引き上げも=米国株個別

材料
2024年7月2日 0時34分

(NY時間11:33)(日本時間00:33)

キャッサバ<SAVA> 11.89(-0.46 -3.72%)

キャッサバ・サイエンシズ<SAVA>が続落。先週、米司法省が同社の研究者を務めたワン氏をメリーランド州の大陪審に起訴したと伝わったことで急落した。その流れが週明けも続いている格好。ワン被告は重大詐欺罪1件、電信詐欺罪2件、虚偽記載罪1件で起訴された。

ワン被告は2017年から2021年にかけて米国立衛生研究所(NIH)への助成金申請を通じて政府を欺く行為を行い、その結果、同被告自身と同社のために約1600万ドルの助成金を騙し取ったと訴えている。助成金の下での業務は、同社の新薬候補と診断テストの初期開発段階に関するものであったという。

同社は、ワン被告と彼が教授を務めていた医学部は、同社のアルツハイマー病治療薬の主要候補「シムフィラム」の臨床試験(第3フェーズ)には関与していない主張している。

これを受けてアナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を一旦取り下げた。避けられない問題として、ワン被告が「シムフィラム」のフェーズ1から2の臨床試験結果に関する虚偽記載と詐欺の罪で正式に起訴されている点を挙げている。

「シムフィラムの作用機序の確認はワン被告の研究とは別に、査読付き学術誌に発表されているが、この論争は同社にとって長期的な課題になり得る。フェーズ3の結果が出るまで、株価は当面10―15ドルのレンジで推移すると見ている」と述べた。

【企業概要】

神経変性疾患の発見と治療法の開発に取り組むバイオテクノロジー会社。アルツハイマー病患者の脳に存在するタンパク質の変化した形をターゲットとした経口型治療薬候補と、少量の血液サンプルからアルツハイマー病の存在を検出する治験診断製品候補の開発を進める。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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