パシラが反発 先週末の急落から買戻し=米国株個別
(NY時間10:41)(日本時間23:41)
パシラ・バイオ<PCRX> 12.10(+0.40 +3.42%)
バイオ医薬品のパシラ・バイオサイエンシズ<PCRX>が反発。先週末に特許裁判での敗訴で同社株は急落していたが、週明けは買い戻しが優勢となっている。
同社は特許侵害で中国の江蘇恒瑞医薬とその子会社イーベナス社を訴えていた裁判で、ニュージャージー州連邦地方裁の判事は、術後疼痛管理用の長時間作用型注射鎮痛剤「エクスパレル」の特許主張は無効とし、訴えを退けた。FDAは7月1日に江蘇恒瑞医薬のジェネリック薬を承認している。
エクスパレルは同社の売上高の約80%にあたる。パシラは2021年にも江蘇恒瑞医薬とイーベナスを提訴していたが、敗訴していた。
【企業概要】
非オピオイド系疼痛治療薬を開発・提供するバイオ医薬品会社。術後疼痛管理のための長時間作用型局所鎮痛剤、膝関節痛の管理に使用される徐放性関節内コルチコステロイド注射剤、および即効性・長時間作用型で薬物を使用しない疼痛コントロール用携帯型デバイスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース