ヨコレイが売買再開後に下値探る、過年度で最大131億円の特損計上見込みを発表
ヨコレイ<2874>が下落している。同社は29日午後1時、23年9月期と24年9月期の2期の連結財務諸表において、海外取引先に対する売掛金などの債権に関連して特別損失を計上する見込みとなったと発表した。監査法人から18日、前期に計上していた貸倒引当金について、増額に向けた再協議の申し入れがあった。現在も監査法人との間で検証・協議を続けているとしたうえで、特別損失として最大で131億円を計上する見込みとなったという。23年9月期と24年9月期の2期において計上する予定。前期の期末配当金と今期の業績予想に変更はないとしているが、発表を嫌気した売りが優勢となったようだ。訂正や提出が必要な連結決算短信、有価証券報告書については12月下旬の公表を目指す。東京証券取引所は29日、決算訂正に関する発表が行われたことを理由に、同日午後1時00分から午後1時15分の間、ヨコレイの株式売買を一時停止する措置をとった。