前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■アインHD <9627> 4,540円 (-480円、-9.6%)
東証プライムの下落率トップ。アインホールディングス <9627> [東証P]が続急落。前週末6日取引終了後に5-10月期連結決算を発表。売上高が前年同期比10.9%増の2148億6000万円、営業利益が同32.9%減の58億7200万円だった。調剤薬局チェーンの運営を手掛ける主力のファーマシー事業が増収減益となり全体にも影響した。コスメを中心としたドラッグストア「アインズ&トルペ」を展開するリテール事業は好調だった。大幅な営業減益となったことが嫌気された。
■エターナルG <3193> 2,998円 (-192円、-6.0%)
東証プライムの下落率6位。エターナルホスピタリティグループ <3193> [東証P]が3日続急落。前週末6日取引終了後に8-10月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比13.6%増の109億3700万円、営業利益は同2.9%減の7億2800万円だった。通期で2ケタ増収増益を見込んでいるだけに失望売りを誘ったようだ。主力の「鳥貴族」ブランドをはじめとして国内外で新規出店を図った。なお、通期見通しは据え置いている。
■アイル <3854> 3,000円 (-145円、-4.6%)
東証プライムの下落率10位。アイル <3854> [東証P]が大幅安で5日続落。前週末6日取引終了後、8-10月期連結決算を発表。売上高が前年同期比6.2%増の45億5000万円、営業利益が同5.9%減の10億7400万円だった。継続的な大型案件の受注と安定した開発工程の進捗が増収に寄与した一方、利益面では人件費の上昇や一部仕入れ品の値上げなどの影響が出た。通期で増収増益を見込んでいるだけに第1四半期時点での減益を嫌気され売られた。
※9日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース