伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (2月5日記)
日経平均株価は、昨晩のNYダウが上昇した流れを映して、寄り付き値が上放れて始まる公算です。
寄り付きでの上放れをきっかけにして、上昇を開始して昨日の高値3万9192円を超える動きになると、2月3日以降が上値、下値を切り上げる強気パターンを作り、現在の上げが下降途中の一時的な上昇ではない可能性を示唆します。
本日の上げは新たな上昇の流れへ入っているという見方になりませんが、1月24日以降の下げの流れが終息したと推測できることから、1月24日の下げ分を修正する動きとして、1月31日高値の3万9681円程度までの上げ余地が出てきます。
寄り付き後に価格が上昇して、3万9192円を一気に超える動きになる場合、上げ幅が大きくなる可能性を考えておきます。
下降の流れを継続しているなら、本日は3万9192円以上の地点で強く上値を抑えられる動きになる公算です。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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