【クラファン・優待】“つくば発”クラフトビールブランドを世界へ! ペブルス、6月9日募集開始
茨城・つくば発のクラフトビールブランドを展開する株式会社ペブルス(茨城県つくば市)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは6月9日19時30分開始を予定しています。
・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:800万円、上限募集額:5000万円 |
・ | 株主優待あり:同社オンラインショップで利用できるクーポン券など |
・ | みなし時価総額:1億5540万円 |
・ | 類似上場企業:サッポロホールディングス <2501> [東証P]、アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]、キリンホールディングス <2503> [東証P]、宝ホールディングス <2531> [東証P]、オエノンホールディングス <2533> [東証P] |
天然水や地元食材で地域の魅力を発信
(出典:FUNDINNO)
ペブルスは、つくば市発のクラフトビールブランド「TSUKUBA BREWERY(つくばブルワリー)」を展開しています。筑波山の天然水や地元食材を活用し、「地域の魅力を、ビールで伝える」ことをコンセプトに、醸造から販売、飲食の提供まで一貫して行っています。
2020年に開設し、2024年6月には筑波山麓に醸造所を移して製造能力を約6倍に拡大。クラファンや総務省が主導する補助金「ローカル10,000プロジェクト」の支援の下、缶ビール製造による全国展開を視野に入れた生産体制を整えています。
生産能力は年間約8万6400リットルで、月間1万缶以上の出荷が可能。昨年末に缶ビールの出荷を開始し、取り扱い店舗は全国約100店舗に拡大しています。「今後は全国へ流通を拡大し、さらに海外にも広げていきたいと考えています」(同社)。
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・流通経路、チャネルの少なさ
・クラフトビール醸造所の増加に伴う差別化の難しさ、競争激化
【解決方法】
・直販・卸営業体制の強化、イベントへの積極出店によるファン獲得
・つくばの素材を生かした差別化、「和」を意識したデザインや味の商品開発と海外輸出
人口増の陰で埋もれる地域の魅力
(出典:FUNDINNO)
同社によると、つくば市は2022年に人口25万人を突破、2023年には人口増加率が全国の市区部で1位となる一方、地域コミュニティの存在が薄れ、地域の魅力や歴史、文化が埋もれてしまっている現状があるそうです。
同社は、つくばの魅力を再発見できるクラフトビールと空間を通じて、地域文化を継承するとともに、経済の活性化に貢献することを目指しています。
クラフトビールを通じて、つくばの多様な魅力を世界に発信し、「その背景にある私たちの思いが広く伝わることで、他の地域でも地域に根差して活躍する人が増える一助となることを目指しています」(同社)。
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
国内のクラフトビール市場はこの数年で急成長しており、醸造所は2025年6月に全国900カ所に到達。同社はその背景として以下があると考えています。
①品質の重視
コロナ禍を機に「家飲み」需要が高まり、より上質で風味を楽しめるクラフトビールのファン層が拡大
②嗜好性の多様化
若年層を中心に「クラフト志向」が高まり、ストーリー性やこだわりが感じられる製品が人気に
③大手ビールメーカーの投資拡大
クラフトビールの新商品を投入するなど投資を拡大し、市場が活性化
世界のクラフトビール市場は2020年の約952億3000万ドルから、2028年には約2107億8000万ドルへと成長が見込まれており、米国では、クラフトビールのビール市場占有率が金額ベースで約27%を占めているそうです。
「日本のクラフトビールも成長が見込まれ、今後もグローバル展開により、さらに成長するチャンスがあります。クラフトビール人気を追い風に成功事例も増加しています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社は、つくば市を拠点に、筑波山麓の地下約90メートルからくみ上げた、ミネラル成分が豊富な「筑波山麓天然水」と茨城県産モルトを使用したクラフトビールを製造・販売しています。
定番7種のほか、地域の食材を活用した季節限定商品も展開。ビールのラベルデザインは「和」を基調とし、つくばの伝説や自然モチーフを取り入れることで「飲んで・見て・語れる」ビールを目指しています。
ビール醸造後に発生するモルト粕は地元の養鶏所やダチョウ農園に譲り、飼料として再利用。「粕を食べた鶏やその卵は市内のレストランやスーパーに卸されており、市民の食卓にのって、地域を循環しています」(同社)。
また、「和」を意識した缶のデザインは海外の人に好評で、多くの人がお土産として購入しているそうです。
「インバウンド需要の手応えを励みに、今後さらに試行錯誤を重ね、世界市場で愛される魅力的な商品を開発していきたいと考えています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社は筑波山麓の自社醸造所でクラフトビールを醸造しており、醸造所にはタップルームを併設し、出来立てのビールを提供。つくば市内の直営のビアカフェでは、ビールと地元食材を活用したソーセージなどをそろえており、年間約1万人が来店しています。
2024年8月からは缶ビールの製造を開始し、販路を全国に拡大。ECサイトや、ふるさと納税返礼品、サブスクサービスなどによる直接販売を手掛けています。
卸先は大手スーパーや飲食店、酒販店など約100店舗で、その3分の2ほどが代理店経由です。イベントや展示会を通じて代理店の契約を拡大しており、小売店や酒販店への提供も毎月数件ずつ増加しているといいます。
「今後も直販と卸売の両方を強化し、売上を拡大させる計画です。OEMは不定期で受託していますが、今後は継続的な受注を増やしていきたいと考えています」(同社)
現在の設備で年間約8万6400リットルを製造可能ですが、稼働しているのは約2分の1であり、需要次第で迅速に増産ができるほか、醸造タンクを増設することで生産能力を約15万リットルに引き上げられるそうです。
今後の成長に向けて
(1)M&AによるExitを計画
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
地域密着で安定的な売上を上げつつ、キッチンカーを関東近郊の大型イベントやビアフェスへ積極的に出店し、認知度の拡大を目指します。
定番商品のクオリティ向上に加えて、季節ごとに新商品を開発するとともに、地元食材を活用したビールやフードも継続的に開発・提供していく予定です。
「卸販売先は小規模酒販店や飲食店を中心に拡大し、大規模取引先も増やします。常温保管ができる商品を開発することで、卸売数量を倍増させることを目指します」(同社)
(3)中長期計画
2027年度に筑波山麓の農地で麦・ホップ栽培を開始。地域性とストーリー性をさらに高めた「つくばブランド」のビールを開発する計画です。
醸造所敷地内にバーベキュー施設を併設し、農業やビール造り体験、キャンプなど観光資源としての価値の向上も目指しています。
「海外展開は2029年度より、アジアを中心に富裕層向けの輸出から開始する計画です。つくば発の地域ブランドとしての魅力を強化しながら、関東、そして海外へと着実に事業の幅を広げていきます」(同社)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・サッポロホールディングス <2501> [東証P]
・アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]
・キリンホールディングス <2503> [東証P]
・宝ホールディングス <2531> [東証P]
・オエノンホールディングス <2533> [東証P]
株主優待
【基準日】
毎年8月末日
【優待内容】
同社オンラインショップで利用できるクーポン券を提供する。4,000円分クーポンの利用で、飲み比べ6本セット等を購入可能。
・10~19株保有:4,000円分(6本分)+ECサイト5%オフクーポン
・20~39株保有:4,000円分(6本分)+同10%オフクーポン
・40~99株保有:4,000円分(6本分)+同15%オフクーポン
・100株以上保有:8,000円分(12本分)+同20%オフクーポン+醸造所見学ツアー
【申し込み方法】
・基準日経過後、メールでクーポン番号を案内する。商品購入時はオンラインショップで商品を選んだ後、決済画面で同番号を入力する。
・申し込み時の氏名・住所と株主名簿の氏名・住所を照合して利用の確認を行う。
【注意事項】
・オンラインショップの都合上、配送料・決済手数料にクーポンは適用されない。
・1人、1年に1回限りの優待。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社ペブルス
茨城県つくば市筑波2980-1
資本金:1,110,000円(2025年5月9日現在)
発行済株式総数:111株(同)
発行可能株式総数:111株
設立日:2010年11月1日
決算日:6月30日
※2025年6月2日を効力発生日として、1株を140株とする株式分割に伴う発行済株式総数及び発行可能株式総数の変更を決議しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は15,540株、発行可能株式総数は1,000,000株となる。
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 延時崇幸
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 5,000株
■募集株式の払込金額
1株当たり 10,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額800万円を以下の目的に充てる予定。
仕入費用 300万円
人件費 300万円
広告宣伝費 24万円
手数料 176万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額4,200万円(目標募集額800万円と上限募集額5,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
仕入費用 300万円
人件費 300万円
広告宣伝費 24万円
設備投資 2,652万円
手数料 924万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(10株)
200,000円コース(20株)
300,000円コース(30株)
400,000円コース(40株)
500,000円コース(50株)
1,000,000円コース(100株)
2,000,000円コース(200株)
3,000,000円コース(300株)
4,000,000円コース(400株)
5,000,000円コース(500株)
10,000,000円コース(1,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(50株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(1,000株)を上限とする。
■申込期間
2025年6月9日~6月20日
■目標募集額
8,000,000円(上限募集額 50,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は40,000,000円とする。
■払込期日
2025年7月14日
■連絡先
株式会社ペブルス
電話番号:029-879-9882
メールアドレス:soumu@pebbles-tsukuba.com
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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