裁量投資家は依然として慎重

ストラテジストによると、株式のポジショニングの偏りは全体的にやや「オーバーウェイト」に留まっているものの、裁量投資家については依然として慎重なままだと指摘している。

自由に投資行動を決定できる裁量投資家はやや慎重で、ポジショニングの偏りは３６パーセンタイルの位置にあるという。企業業績やマクロ成長が堅調であることを踏まえると、もっと高い位置にあっていてもおかしくはなく、経済指標の改善や企業業績の持続的な成長により、今後は警戒感が警戒感が和らぐ余地があるとしている。

一方、全体のポジショニングは６４パーセンタイルと、若干「オーバーウェイト」の水準にあるが、特にルールやモデルに基づいて機械的に投資判断を行う、システマティック戦略のエクスポージャーは９２パーセンタイルと高水準に偏っているという。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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