グローバント、決算受け軟調　ＡＩ関連は進展も裁量的支出の圧力が依然続く＝米国株個別

（NY時間10:06）（日本時間00:06）

グローバント<GLOB>　62.31（-0.53　-0.85%）

ＩＴサービスのグローバント<GLOB>が下落。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益が予想を下回ったほか、ガイダンスで第４四半期の売上高見通しが予想を下回るなど冴えない内容となっている。

アナリストは「ＡＩ関連事業での進展は見られるものの、裁量的支出の圧力が依然続いており、回復のペースはなお不透明だ」と指摘。経営陣は売上の勢いが回復するまでは収益性重視の姿勢を維持する可能性があると指摘した。また、「北米はプロフェッショナルサービス顧客の逆風を受け、年末にかけて売上の減少が加速する可能性がある」とも語った。

（７－９月・第３四半期）

・１株利益（調整後・非IFRS）：1.53ドル（予想：1.55ドル）

・売上高：6.17億ドル　0.4％増（予想：6.16億ドル）

（１０－１２月・第４四半期見通し）

・１株利益（調整後・非IFRS）：1.53ドル以上（予想：1.54ドル）

・売上高：6.05億ドル以上（予想：6.07億ドル）

（通期見通し）

・１株利益（調整後・非IFRS）：6.12ドル以上（予想：6.12ドル）

・売上高：24.5億ドル以上（予想：24.5億ドル）

【企業概要】

米国内外で、幅広いAIの専門知識を活用し、メディア＆エンターテインメント、金融、ヘルスケア＆ライフサイエンス、航空、スポーツ、自動車、ゲームなどの様々な業界向けに、AIリインベンション・ネットワークを通じて、データをインサイトとアクションへと変換し、AI導入と企業の成功を支援する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース