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エヌビディア、決算受け時間外で上昇 AIバブル崩壊懸念を打ち消す見通しとの評価も=米国株個別

材料
2025年11月20日 6時42分

(NY時間16:41)(日本時間06:41)時間外

エヌビディア<NVDA> 192.90(+6.38 +3.42%)

エヌビディア<NVDA>が時間外で上昇。引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。データセンター部門の売上高も予想を上回っている。

第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示した。AI投資がバブル崩壊に向かっているのではないかという市場の懸念を打ち消すかのように、力強い売上見通しを示した。AIモデル開発に用いられる高価で強力なAIアクセラレーターへの需要が依然として堅調であることを示している。

フアンCEOは声明で「ブラックウェルの需要は桁違いだ。クラウド向けGPUは完売状態だ」と述べている。同CEOはAIバブル懸念を否定し、今後数四半期で5000億ドル超の売上パイプラインがあると強調している。

ただし、米国の対中輸出規制によって同社は巨大市場へのアクセスをほぼ失ったほか、顧客との大型契約が人工的な需要を生み出しているのではないかという疑念も一部投資家から出ている。

今週初めには、エヌビディアと顧客であるマイクロソフト<MSFT>が、AIスタートアップのアンソロピック社に最大150億ドルを投じる計画を公表し、アンソロピックはマイクロソフト<MSFT>のアジュールから300億ドル分のコンピューティング能力を購入する契約も結んでいる。

(8-10月・第3四半期)

・1株利益(調整後):1.30ドル(予想:1.26ドル

・売上高:570.1億ドル(予想:551.9億ドル)

データセンター:512.2億ドル(予想:493.4億ドル)

コンピュート:430.3億ドル(予想:416.1億ドル)

ネットワーク:81.9億ドル(予想:77.5億ドル)

ゲーム:42.7億ドル(予想:44.2億ドル)

プロフェッショナル・ビジュアライゼーション:7.60億ドル(予想:6.13億ドル)

自動車:5.92億ドル(予想:6.21億ドル)

OEM・その他:1.74億ドル(予想:1.62億ドル)

・粗利益率(調整後):73.6%(予想:74.6%)

・営業費用(調整後):42.2億ドル(予想:45.9億ドル)

・営業利益(調整後):377.5億ドル(予想:364.6億ドル)

・研究開発費:47.1億ドル(予想:46.6億ドル)

・FCF:220.9億ドル

(11-1月・第4四半期予想)

・売上高:637~663億ドル(予想:619.8億ドル)

・粗利益率(調整後):75.0%(予想:74.6%)

・営業費用(調整後):50.0億ドル(予想:45.9億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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