第1四半期の資産価格の上昇余地は限られる可能性
米大手銀の世界ファンドマネジャー調査によると、投資家心理は依然として極めて強気だが、すでに多くが強気ポジションを取っているため、第1四半期の資産価格の上昇余地は限られる可能性があると指摘している。
コモディティへの「買い」は差し引き28%と2022年5月以来の高水準となり、株式は48%と2024年12月以来の高水準となった。一方、債券は40%の「売り」で2022年9月以来の大きさ。現金比率は3.4%と前月の過去最低の3.2%から僅かに上昇した。
景気がトレンドを超えた成長とインフレを伴うブーム局面との見方は36%で2022年2月以来の高水準。1株利益が10%超の増益となると予想する回答は24%と2021年8月以来の高水準となった。
一方、ブル&ベア指標(強気比率-弱気比率)は9.5に上昇し、12月17日以降は逆張りの売りシグナルが点灯、第1四半期でのリスク削減を示唆する。
設備投資は過熱気味で、企業が過剰投資との回答が過去最多。CIOはCEOに対し、設備投資拡大(20%)よりもバランスシート改善(35%)を求める傾向が強まった。
信用イベントの最大リスクは、プライベートエクイティとプライベートクレジットで43%、次いでAIハイパースケーラーの設備投資が30%となっている。最大のテールリスクはAIバブルで25%、インフレが20%、無秩序な利回り上昇が17%となった。
資金は米株から新興国および欧州へシフトする一方、日本には向かっていない。IT・ハイテクからエネルギー、素材へのローテーションは2022年4月以来最大。小型株は大型株よりもオーバーウエートで、バリューはグロースより選好されている。
最もポジションを集中させている取引は金ロングで50%、次いでマグニフィセント7のロングが20%、ドルショートが12%となっている。
一方、最も逆張り的な取引は、債券ロング・金ショート、ドルロング・新興国ショート、ITロング・銀行ショート、REITロング・素材ショートとなっている。
株探ニュース