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株価指数先物【寄り前】 SQ週ながらヘッジ対応の動きに振られやすい

市況
2026年6月10日 8時08分

大阪6月限ナイトセッション

日経225先物 64440 -960 (-1.46%)

TOPIX先物 3873.0 -28.5 (-0.73%)

シカゴ日経平均先物 64525 -875

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

9日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500ナスダックは下落。ホルムズ海峡付近で米軍のヘリコプター「アパッチ」が攻撃されたと報じられ、トランプ米大統領が自身のSNSに「この攻撃に対応する必要がある」と投稿した。米国とイランの戦闘終結を巡る交渉の不透明感が高まるなか、半導体やAI(人工知能)関連株が再び売られ、景気敏感株の一角に資金がシフトした。翌日に5月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が高まる可能性も警戒され、AI関連株などに利益確定の売りが膨らんだ。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%近く下落した。

NYダウ構成銘柄では、ホーム・デポ<HD>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>、ナイキ<NKE>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、コカ・コーラ<KO>が買われた。半面、セールスフォース<CRM>、アップル<AAPL>、シスコシステムズ<CSCO>、マイクロソフト<MSFT>、シェブロン<CVX>が軟調。

シカゴ日経平均先物の清算値は、大阪比875円安の6万4525円だった。9日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比150円高の6万5550円で始まった。その後は6万5500~6万5800円辺りで保ち合い、米国市場の取引開始後にレンジを上抜けて6万6110円まで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、買い一巡後は急速に軟化し6万3110円まで下落。終盤にかけてショートカバーとみられる動きが入ったものの、6万4200円~6万4700円辺りでの保ち合いが続き、日中比960円安の6万4440円でナイトセッションの取引を終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まることになろう。ボリンジャーバンドの+1σ(6万6350円)に接近する局面では上値を抑えられる形となったが、その後の急落で一時25日移動平均線(6万4080円)を割り込む場面もみられた。ただ、終盤にかけてのショートカバーで同線を上回って終えており、25日線水準での底固めが意識されよう。

また、週足では+1σ(6万4670円)水準での攻防をみせている。同バンドを明確に下抜けてくる動きとなれば、中心値となる13週線(5万9970円)とのレンジに移行することで、下へのバイアスが強まる可能性は警戒しておきたい。また、週末に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、通常であれば限月交代に伴うロールオーバーが中心となるが、ナイトセッションを含めて連日で大幅な変動をみせているため、ロールが進まずにヘッジ対応の動きに振られやすい。

ヘッジに振らされるなかで、スキャルピング中心のトレードとなろう。また、米国では再び半導体やAI関連株が売られた。アーム・ホールディングス<ARM>の下落率は6%を超えており、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]のネガティブ要因になりそうだ。そのため、オプション権利行使価格の6万4000円を中心とした上下の権利行使価格となる、6万2000円から6万6000円と広めのレンジを想定する。

9日の米VIX指数は19.87(8日は18.92)に上昇した。一時17.52まで下げており、200日線(18.52)割れから25日線(17.31)に接近。しかし、その後は上へのバイアスが強まり、一気に23.34まで切り上がる場面もみられた。終盤にかけて上げ幅を縮め、75日線(20.54)を下回って終えているが、投資家心理を神経質にさせそうだ。

9日のNT倍率は先物中心限月で16.76倍(8日は16.59倍)に上昇した。朝方に16.79倍まで上昇する場面もみられたが、+1σ(16.88倍)が抵抗線として意識され、25日線(16.42倍)とのレンジ内での推移となった。米国同様の流れからTOPIX型に資金シフトすることが見込まれ、25日線辺りを意識したNTショートに振れやすいだろう。

株探ニュース

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