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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 アイル、積水ハウス、丹青社 (6日大引け後 発表分)

アイル <日足> 「株探」多機能チャートより

 6日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アイル <3854>   ★8-10月期(1Q)経常は5.6倍増益、通期25%上方修正
 ◆20年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比5.6倍の8.5億円に急拡大して着地。消費税増税前の駆け込み需要や来年1月の「Windows7」サポート終了を背景に、販売・在庫管理のパッケージソフト「アラジンオフィス」を中心に受注が好調だったことが寄与。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の12.2億円→15.3億円に25.3%上方修正。増益率が26.1%増→58.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 大盛工業 <1844> [東証2]  ★上期経常を一転66%増益に上方修正
 ◆20年7月期上期(19年8月-20年1月)の連結経常利益を従来予想の1.4億円→3.3億円に2.3倍上方修正。従来の28.1%減益予想から一転して66.0%増益見通しとなった。建設工事の進捗遅れで売上高は計画を下回るものの、収益性の高い推進工事の増額変更があったほか、下期に予定していた工事の早期完成、期間短縮に伴う工事費用や経費の低減などが利益を押し上げる。

 積水ハウス <1928>   ★2-10月期(3Q累計)経常が36%増益で着地
 ◆20年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比36.0%増の1610億円に拡大して着地。戸建住宅事業でエネルギー収支ゼロを実現する「ZEH」など高付加価値物件の販売が伸びたことが寄与。米国で賃貸住宅7物件の売却が完了したほか、中国のマンション販売が好調だったことなども大幅増益に貢献した。

 鳥貴族 <3193>   ★8-10月期(1Q)経常は4倍増益で着地
 ◆20年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.0倍の4.9億円に急拡大して着地。台風19号をはじめとする天候不良の影響などで減収となったものの、採算管理の徹底や前期に実施した不採算店舗の閉鎖で販管費が大幅に減少したことが利益を押し上げた。
  同時に発表した11月の既存店売上高は前年同月比1.5%増と23ヵ月ぶりに前年実績を上回った。

 フジコーポ <7605>   ★前期経常を27%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆19年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の29.5億円→37.5億円に27.1%上方修正。増益率が3.0%増→30.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。タイヤメーカーの値上げに加え、消費税増税前の駆け込み需要などの特需が発生したことが収益を押し上げた。

 丹青社 <9743>   ★2-10月期(3Q累計)経常が30%増益で着地
 ◆20年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比30.3%増の46.4億円に拡大して着地。良好な市場環境を背景に、大型商業施設などの案件が堅調に推移するなか、収益性を重視した受注に引き続き注力したことで採算が大きく改善した。

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