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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ホロン、Amazia、グレイス (6日大引け後 発表分)

ホロン <日足> 「株探」多機能チャートより

 6日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ホロン <7748> [JQ]  ★4-12月期(3Q累計)経常は2.6倍増益・通期計画を超過
 ◆20年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.6倍の13.5億円に急拡大して着地。半導体メーカーがEUV(極端紫外線)露光への設備投資を積極化するなか、主力の電子ビームによるフォトマスク用寸法測定装置や欠陥レビュー装置の販売が拡大し、68.7%の大幅増収を達成したことが寄与。
  通期計画をすでに22.8%も上回っており、業績上振れが期待される。

 MDV <3902>   ★前期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆19年12月期の連結経常利益を従来予想の6.5億円→8億円に23.7%上方修正。増益率が85.2%増→2.3倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。利益率の高い主力のデータ利活用サービスでアドホック調査が想定以上に伸びたことが収益を押し上げた。

 Amazia <4424> [東証M]  ★10-12月期(1Q)経常は4.7倍増益・上期計画を超過
 ◆20年9月期第1四半期(10-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.7倍の2.9億円に急拡大して着地。主力のマンガアプリ「マンガBANG!」で利用者ニーズに合った人気作品を年末に集中配信し、課金収入や広告収入が急増したことが寄与。増収効果で積極的な広告宣伝費を吸収し、四半期ベースの過去最高を大幅に更新した。
  上期計画の2.8億円をすでに3.5%上回っており、業績上振れが期待される。

 レイズネクスト <6379>   ★今期経常を一転25%増益に上方修正、配当も12円増額
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の76.5億円→99.5億円に30.1%上方修正。従来の3.6%減益予想から一転して25.3%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。人手不足で外注加工費が上昇する一方、直接工事費や経費の削減を進めることで採算が大きく改善する。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→47円(前期は46円)に大幅増額修正した。

 グレイス <6541>   ★4-12月期(3Q累計)経常が84%増益で着地
 ◆20年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比84.5%増の6.1億円に拡大して着地。主力のクラウド型マニュアル管理システム「e-manual」の導入社数とコンサルティング案件が増加したうえ、知名度の向上でマニュアル受託制作の引き合いも旺盛だった。
  通期計画の7.4億円に対する進捗率は82.6%に達しており、業績上振れが期待される。

 リード <6982> [東証2]  ★今期経常を4.7倍上方修正、配当も6円増額
 ◆20年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の3000万円の黒字→1億4000万円の黒字(前期は3200万円の赤字)に4.7倍上方修正。売上高が計画を上回ることに加え、省人化の推進などで生産性が改善することも利益上振れにつながる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の4円→10円(前期は5円)に大幅増額修正した。

 加賀電子 <8154>   ★今期経常を一転15%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比32.9%増の79.7億円に拡大して着地。昨年1月に買収した富士通エレクトロニクスの業績上積みが収益を大きく押し上げたほか、医療機器や車載関連向けを中心にEMS(電子機器受託生産)ビジネスが好調だった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の70億円→90億円に28.6%上方修正。従来の10.9%減益予想から一転して14.5%増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 千趣会 <8165>   ★前期経常を29%上方修正
 ◆19年12月期の連結経常損益を従来予想の11億円の黒字→14.1億円の黒字(前の期は42.7億円の赤字)に28.9%上方修正。在庫適正化の進展で評価損対象在庫の発生が想定を下回ったことに加え、販売促進施策の実施時期を一部見直したことなども上振れの要因となった。

 テレ朝HD <9409>   ★今期経常を一転62%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の150億円→310億円に2.1倍上方修正。従来の21.5%減益予想から一転して62.3%増益を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。東映 <9605> 株式を追加取得し、持ち分法適用関連会社化したことに伴い、持ち分法による投資利益147億円を計上することが利益を押し上げる。

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