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【特集】「インフルエンザ関連」が5位にランク、流行ピーク迎える<注目テーマ>

塩野義 <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10
1 マスク 
2 コロナウイルス 
3 5G 
4 エイズ 
5 インフルエンザ関連 
6 半導体 
7 テレワーク 
8 教育ICT 
9 ワクチン療法 
10 人工知能

 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インフルエンザ関連」が5位となっている。

 新型コロナウイルス感染による肺炎が世間を騒がせる一方、米国では、1月25日まで今シーズンのインフルエンザ患者数が1900万人、死者数が1万人を超えたことが伝わっており、インフルエンザに対する警戒感が高まっている。日本では、厚生労働省が1月31日に発表した「インフルエンザの発生状況」によると、全国で警報レベルを超えている保健所地域は150カ所(44都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は300カ所(47都道府県)あった。毎年2月には流行のピークを迎えるなか、インフルエンザの治療に関しては、できるだけ早期の投薬や治療が重症化を防ぐとされるだけに、感染防止へ向けた取り組みが活発化している。

 対策関連銘柄として注目されるのは抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」を手掛ける塩野義製薬<4507>だ。同薬に加えて、同社は19年に創薬ベンチャーで感染症ワクチンなどを手掛けるUMNファーマ<4585>に対するTOBを実施し、ワクチン事業に本格参入への足掛かりを確保した。また、同じく抗インフル薬を手掛ける中外製薬<4519>や第一三共<4568>にも関心が高まっている。

 更に、予防の観点からマスクを手掛けるユニ・チャーム<8113>やホギメディカル<3593>のほか、洗浄剤のニイタカ<4465>、除菌関連では「クレベリン」を製造販売する大幸薬品<4574>、ドラッグストアのウエルシアホールディングス<3141>、マツモトキヨシホールディングス<3088>などが注目される。

出所:MINKABU PRESS

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