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【特集】「巣ごもり」関連が6位、新型コロナに強い有力銘柄が目白押し<注目テーマ>

出前館 <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10
1 テレワーク
2 コロナウイルス
3 遠隔医療
4 石油
5 5G
6 巣ごもり
7 マスク
8 人工知能
9 原油安メリット
10 食品スーパー

 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「巣ごもり 」が6位となっている。

 新型コロナウイルスの感染を封じ込めるために、世界的に外出規制の動きが広がり、経済活動全般に大きなダメージを与えている。しかし、一方では今の環境をプラス要素として取り込み、収益機会を高めている業態もある。

 感染症への対応で、人と人との接触を可能な限り軽減する方策として外出しないという選択肢が重視されているわけだが、人間である以上、飲食やレジャーなどの分野における消費行動は必ずついて回る。結果として個人消費も在宅での消費、いわゆる「巣ごもり」という形態がひとつの社会現象となっている。巣ごもりとは鳥などが巣にこもることを意味するが、これが転じて休日などに外出せずに家で過ごすことを指すようになった。そして日を追ってこの動きが加速している。物品を購入する際にもネット通販への需要が必然的に増幅されているほか、娯楽ニーズを満たすために家庭用ゲームやスマートフォンゲーム動画配信電子書籍といったものに対する注目度も高まっている。

 米国株市場では全体相場が波乱局面に遭遇したにもかかわらず、ECの巨人アマゾン・ドット・コムの株価は最高値圏で売り物をこなす強調展開をみせている。アマゾン・エフェクトと呼ばれる小売革命を起こした同社だが、新型コロナウイルスで世界が震撼するなかでも、巣ごもり消費の象徴としてその存在感は抜きん出ている。東京市場でも米国株の地合いの影響を強く受けており、EC関連ゲーム関連などを中心に関連銘柄に幅広くスポットライトが当たっている状況だ。

 関連銘柄としては、食材関連で出前館<2484>やオイシックス・ラ・大地<3182>、ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>、ショクブン<9969>など。ゲーム関連ではコーエーテクモホールディングス<3635>、アカツキ<3932>、ボルテージ<3639>、イグニス<3689>、アエリア<3758>、gumi<3903>、Aiming<3911>、ブランジスタ<6176>など。電子書籍ではイーブックイニシアティブジャパン<3658>、パピレス<3641>、富士山マガジンサービス<3138>など。動画配信でJストリーム<4308>、ストリームメディアコーポレーション<4772>、UUUM<3990>、ブロードバンドタワー<3776>など。このほか、アマゾンが扱う商品の倉庫管理や配送業務などを手掛けるファイズホールディングス<9325>、丸和運輸機関<9090>、遠州トラック<9057>なども注目される。

出所:MINKABU PRESS

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