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【特集】個人投資家・有限亭玉介:新型コロナ拡大を背景にした注目するテーマ株【FISCOソーシャルレポーター】

チエル <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年4月28日13時に執筆


株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

この度は『新型コロナ拡大を背景にした注目するテーマ株』というテーマで寄稿させて頂きますよ。

さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。


まず最初のご紹介するのがチエル<3933>です。eラーニングなどのICTを活用した、学校向けの学習システムを手掛ける同社は、 新型コロナウイルスによる休校措置の影響で物色を受けています。Webフィルタリング市場で高シェアを占めており、全国の教育委員会からの引き合いも増えているようで、今回の休校措置から、さらにオンライン学習の普及化は必至でしょうな。そして5月22日の決算発表と、休校措置の展開を併せて注視していきたいところです。

2つ目の銘柄は同じくeラーニング関連から、テストの運営・受託を手掛けるEduLab<4427>です。日本英語検定協会と共同で、英語学習者向けのサイト運営の他、AIを活用した自動採点サービス等が注目されております。4月17日には新型コロナウイルスにより「令和2年度全国学力・学習状況調査」を中止すると発表しましたが、業績への影響は軽微としています。今後は教育変革の潮流に乗る事が出来る企業として期待したいところですが、現在のチャート(日足)は25日線を上抜いて足場をかためる動きとなっております。5月8日の決算発表を見定めてみたいところですねぇ。

3つ目の銘柄はテクノホライゾンHD<6629>です。同社はブイキューブ<3681>から電子黒板サービス事業を取得しており、教育ICT化の潮流に乗ってその業績も好調な様子です。3月23日には、教育向けアプリケーションや取扱説明書ダウンロードなどの情報を得られるポータルサイト「ELMO Play(エルモプレイ)」の開設を発表すると、オンライン学習関連としての思惑を受けて株価は動意しました。直近のチャート(週足)は26週線を上値抵抗としながらも52週線からは反発している様子。目先は揉み合いとなりそうですが、4月13日の大引け後にパナソニック<6752>へVieureka(ビューレカ)プラットフォーム対応のカメラを提供開始した事も好感されており、5月15日の決算にも期待したいところです。

4つ目の銘柄はcotta<3359>です。通販サイト「cotta」の運営や、お菓子やパン作りのライブ配信も手掛けており、巣ごもり関連として物色されています。4月1日には、オリジナル除菌水「アクアサニター」の、3月中の累計販売個数が2万個を突破したと発表すると、株価は急騰しました。4月8日には、3月の新規会員登録数が前年比の3倍に拡大したとの発表で、さらに上昇に拍車をかけている様子です。一目均衡表(日足)は雲の上限を上抜き、年初来高値を達成。5月15日に控えた決算が気になるところですな。ここ最近の巣ごもりで、休校期間に親子でパンやお菓子作りを楽しむ方もいらっしゃったのではないでしょうかねぇ。

5つ目の銘柄も同じく巣ごもり関連から、オイシックス・ラ・大地<3182>です。外出自粛ムードが広がる中、同社のような食材宅配サービスの需要が拡大しております。有機野菜など安全や健康を重視したブランドイメージで成長し、4月9日には東証一部へ市場変更となりました。チャート(日足)では、3月中旬より下値を切り上げており、25日線が下値サポートに入っている様子です。同社は都心を中心に、働く主婦層に支持されていましたが、今回の外出自粛を機に会員登録した利用者が、そのまま長期のユーザーになる可能性もありますな。5月21日の決算も監視です。

最後の銘柄は2000社以上の出版社と取引を持つ、国内最大の 電子書籍取次事業者であるメディアドゥ<3678>です。4月14日の決算発表では、20年2月期を堅調に増益着地としており、21年2月期も過去最高益を更新して増益となる見通しを示しました。ブロックチェーン技術の研究開発や、M&Aで積極的に事業拡大を進めながらも、売上高・利益ともに成長しております。一目均衡表(週足)は、1月中旬には地合い悪化下落するも、巣ごもり関連の物色を受けて、雲の上限を上抜いて底堅く上昇トレンドを保っています。巣ごもり・電子書籍市場の拡大に伴って、同社のさらなる成長にも期待です。


と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《SF》

 提供:フィスコ

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