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【特集】「遠隔医療」が16位にランクイン、メドレー好決算で再び注目度上昇<注目テーマ>

メドレー <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10
1 2020年のIPO
2 デジタルトランスフォーメーション
3 巣ごもり
4 5G
5 ゲーム関連
6 
7 eコマース
8 2019年のIPO
9 コロナウイルス
10 サイバーセキュリティ

 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「遠隔医療」が16位にランクし、再び人気が高まっている。

 オンライン診療システムなどを手掛けるメドレー<4480>が14日に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高35億6400万円、営業利益4億5200万円なったことが、今回の「遠隔医療」テーマへの関心を高めるきっかけとなったようだ。主力の人材プラットフォーム事業で新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、医療プラットフォーム事業でオンライン診療の時限的措置での初診解禁により、導入件数が大幅に増加したことが牽引役となったという。

 同社のように、オンライン診療の初診解禁でメリットを受ける企業がある一方で、医療機関全体ではオンライン診療の活用が伸び悩んでいるという意見もある。厚労省が6日、オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会を約4カ月ぶりに開催し、医療機関の導入実績を公表したが、それによると、7月末時点で遠隔診療に対応する医療機関の施設数は1万6202施設で、全体の14.6%に過ぎず、うち初診に対応しているのは6801施設で同6.1%にとどまった。米国では4月調査時点で半数近くの病院がオンライン診療に対応しているとの調査結果もあり、日本の出遅れ感が目立つ。

 一方で、低い導入率は今後の拡大余地が大きいとの見方もでき、関連銘柄への関心は続こう。この日は、エムスリー<2413>、ファインデックス<3649>、メディカル・データ・ビジョン<3902>、メドピア<6095>などが高く、前述のメドレーなどもしっかりとなっている。

出所:MINKABU PRESS

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