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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 10月25日版

NYダウの年末までのシナリオははっきりと2通りに絞られた
1. NYダウが材料に振り回される場面はすでに終わっている
 11月23日のテレビ討論会の中でトランプ大統領、バイデン氏は、追加の経済対策が決まらない理由を互いの責任だと非難し合っていました。その状況を映すようにペロシ米下院議長とムニューシン財務長官は協議停滞を巡り、いずれも相手側に責任があるとの姿勢を示しました。
 最近、トランプ大統領の金額に対する妥協的な発言があったことを考慮すると、折り合えないところは、政党の利害が対立する部分だけだと考えられます。バイデン氏が有利という報道を考えると、あと1週間を残すだけになり、あえて民主党側が妥協することも考えにくい状況です。
 これまで、株価の動きが追加経済対策協議の進展状況、大統領選挙の予測に振り回されてきましたが、年末まで2カ月を残すだけになり、もうどのような環境になっても、 NYダウのシナリオは2通りに絞られました。
 週明け後の価格が上昇するなら、追加の経済対策で合意を得られる見込みがあるから上昇するのではなく、「現状でもまだ上がると見ている人が多いから上昇している」という段階に来ています。あとは、週明け後、NYダウが上昇するか、下げるか次第で、年末までの展開が大まかに見えてきます。
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