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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 セレス、村田製、東邦鉛 (23日大引け後 発表分)

セレス <日足> 「株探」多機能チャートより

 23日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 セレス <3696>   ★今期経常を40%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の10億円→14億円に40.0%上方修正。増益率が26.3%増→76.8%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。巣ごもり消費の増加を背景に、アフィリエイト広告で美容・アパレル分野のECやデジタルコンテンツ向け広告が好調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。ポイントサイト「モッピー」におけるコスト削減に加え、子会社ゆめみの業績が上振れすることも利益を押し上げる。

 PS三菱 <1871>   ★今期経常を10%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の41.5億円→45.5億円に9.6%上方修正。減益率が15.3%減→7.1%減に縮小する見通しとなった。建築事業で今期受注予定工事の受注が減少し売上高は計画を下回るものの、土木事業の工事採算が改善することで利益は上振れする。

 サーティワン <2268> [JQ]  ★今期経常を81%上方修正
 ◆20年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.6億円→6.5億円に80.6%上方修正。減益率が53.7%減→16.3%減に縮小する見通しとなった。売上高は計画を下回るものの、キャンペーンの中止・変更に伴う広告宣伝や販売促進費の減少、配送の見直しや在庫の適正化、リモート活用による旅費交通費や会議費の大幅に削減などが寄与し、採算が大きく改善する。

 大伸化学 <4629> [JQ]  ★今期経常を一転11%増益に上方修正
 ◆21年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の6.2億円→11.6億円に87.0%上方修正。原料市況に対応した効率的な原材料購入を進めたことに加え、一部の主要原料価格が低水準で推移したことも追い風になった。
  併せて、通期の同利益も従来予想の12億円→17.4億円に45.3%上方修正。従来の23.9%減益予想から一転して10.6%増益見通しとなった。

 アジュバン <4929>   ★今期経常を67%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常損益を従来予想の3億6700万円の黒字→6億1400万円の黒字(前期は1億5700万円の赤字)に67.3%上方修正した。ヘアケア商品、スキンケア商品ともに販売が伸び悩み売上高は計画を下回るものの、たな卸資産評価損・廃棄損の減少に加え、販売促進費や旅費交通費などの低減が利益を押し上げる。

 東邦亜鉛 <5707>   ★今期経常を4.2倍上方修正
 ◆21年3月期の連結経常損益を従来予想の10億円の黒字→42億円の黒字(前期は144億円の赤字)に4.2倍上方修正。金属相場の上昇に伴い、在庫評価益が増加することなどが上振れの要因となる。

 村田製 <6981>   ★上期税引き前を一転7%増益に上方修正
 ◆21年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の980億円→1330億円に35.7%上方修正。従来の21.5%減益予想から一転して6.6%増益見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた部品需要の回復が想定より早まり、売上高が計画を10.3%も上回ったことが利益を押し上げた。モジュールやコンデンサーを中心にスマートフォン、パソコン関連、自動車向けの需要が伸びた。

 SEHI <9478> [JQ]  ★非開示だった今期経常は36%増益へ
 ◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比79.5%増の4.1億円に拡大して着地。出版事業で書籍のオンライン販売やWebメディア、電子書籍販売が好調だったうえ、店頭販売も回復したことが寄与。ソフトウェア・ネットワーク事業の採算改善に加え、教育・人材事業でIT人材研修が伸びたことも大幅増益に貢献した。
  併せて、非開示だった通期の同利益は前期比35.7%増の6億円に拡大する見通しを示した。

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