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【注目】カリスマトレーダー“株の買い時”の「成長株集中投資術」が書籍化!



イナゴトレーダーだった"株の買い時"さん(ハンドル名)が常勝トレーダーに変わり、年間20%の利回りをラクラク達成することができたのは、今までと真逆の「順張り投資」に方向転換し「日本の成長株」に集中投資することにありました。ここではYouTubeでもおなじみの株の買い時さんの新著『最短でラクラク2000万 手堅く稼ぐ!成長株集中投資術』(KADOKAWA)を一部抜粋・編集して、「株探」の活用法を取り混ぜながら、2000万円を達成するための銘柄の見分け方を3ステップでご紹介します。


【STEP1】情報源は幅広く! 銘柄発掘のコツ

 株式投資は、銘柄探しから始まります。几帳面な投資家は分厚い「会社四季報」を最初から丹念に読み込んでいたりするようですが、東京証券取引所に上場している株式会社は約3700社もあるので、まともに探していたら時間がいくらあっても足りません。
 
 成長株は話題になることが多いので、SNSや経済ニュース、株式情報サイト、雑誌、新聞など、使いやすい情報源をチェックし、気になる銘柄をピックアップしましょう。僕(※株の買い時さん)が主に活用している情報源は、以下の通りです。

▶▶株探の「銘柄探検」
 「株探」は、僕が最も頻繁に活用している株式投資情報サイトです。銘柄探しには、株探の「銘柄探検」というコンテンツが役立ちます。ここでは業績面(ファンダメンタルズ)とチャート面(テクニカル)から注目銘柄を紹介しています。

 特によくチェックするのが、「ファンダメンタルズで探す」→「今期【最高益更新】銘柄」です。その中の【連続最高益】銘柄リストでは、今期に経常利益が連続で過去最高益を更新する見通しである銘柄がリストアップされています。
 
 「連続最高益」は、会社が事業を始めてから最も高い利益を出して、それを連続で更新し続けているということ。つまり、業績が絶好調の企業なのです。銘柄数は割と多いのですが、時価総額で中小型株だけを絞り込むこともできます。企業が四半期業績や業績予想を発表する3ヵ月に1度ぐらいはチェックするといいでしょう。

▶▶株探の「決算速報」
 株探のページ上部にあるグローバルナビの「決算速報」のタブをクリックすると、その日に発表された決算のヘッドラインを確認できます。決算発表の集中期間(2月、5月、8月、11月の上旬とその前後)は非常に数が多くて監視するのは大変ですが、ざっと目を通して「最高益」や「上方修正」といったキーワードがあればクリックして中身をチェックします。見出しには「今期経常は29%増益」などと、利益の増加率が記載されているので、ここで2ケタのもの、できれば25%以上のものを中心に気になったものをチェックしています。

▶▶ツイッター
 個人投資家がどんな銘柄に興味を持っているか、生の声に触れられるツイッターも大切な情報源です。僕は成長株投資をしていそうな投資家のほか、相場情報を発信している市場関係者を中心にフォローしています。僕がどんな投資家を見ているか興味のある人は、僕のツイッターアカウント(@kabunokaidoki)から覗いてみてください。

【STEP2】企業分析で絞り込む!

 気になる銘柄が見つかったら、業績を確認しましょう。株探のページ上部にある検索窓に会社名や証券コードを入力して、企業情報ページを表示します。企業情報のトップには、基本情報が表示されています。ここで「決算」のタブをクリックします。

図1 株探のエムスリー(2413)の決算情報のチェック方法
【タイトル】

 決算情報ページを少し下にスクロールすると、「通期」と「3ヵ月決算【実績】」という欄があるので、「業績推移」のタブをクリックします。「通期」では通期の決算情報が予想を含めて最大5期分、「3ヵ月決算【実績】」では3ヵ月に一度発表される四半期ごとの決算情報が過去8四半期分掲載されているので、「売上高」と「修正1株益」をチェックします。

 売上高は最低でも10%以上の増加、いわゆる「2ケタ増収」が続いているのが投資候補銘柄入りの条件です。「成長性」のタブをクリックすると、売上の伸び率である増収率を最大25期分、一覧できるので便利です。できれば25%以上の伸びが続いているのが理想です。

 修正1株益は、EPS のことです。こちらも増加基調にあるかどうかをチェックしてください。これは方向感が重要なので、伸び率が大きければ大きいほど良いのですが、増えていればOKです。まとめると、

(1)売上高は2ケタ増収が続いていること。25%以上増えているのが理想
(2)修正1株益(EPS)の増加が続いていること


 いずれも右肩上がりでなくても、前年同期比で伸びていればOKです。この条件を満たした銘柄は、投資候補銘柄リストに加えて次のステップに進みます。

【STEP3】上昇トレンドをチャートでチェック

 次はチャートでトレンドをチェックします。チャート自体は株探でも確認できますが、最も重要なテクニカル指標である移動平均線の期間が変えられないので、ここではトレーディングビューというサイトのチャートを使います(注:有料サービスの株探プレミアムでは移動平均線の期間変更が可能です)。

 もちろん、移動平均線の期間を変えられるチャートであれば、証券会社のサイトやツールのチャートなど、なんでもかまいません。気になる銘柄の日足チャートを表示し、移動平均線を表示させます。移動平均線は英語で「Simple Moving Average」 と表記し、SMA と略されることがあるので、トレーディングビューのサイトでは、「インジケーター&ストラテジー」の項目から「SMA」と検索すると出てきます。

 移動平均線の期間を、200 日に設定します。トレーディングビューの場合、いったんSMAを表示させてから、左上のMAの設定欄からパラメーターを選択し、期間を200にすることで変更できます。ここで見る点はひとつだけ、表示させた200日移動平均線が上を向いているかどうかです。上を向いていれば、投資候補銘柄のリスト入り決定です。(注:本書執筆後に株探でも200日移動平均線を選択することが可能になりました。今春の機能強化で200日移動平均線の表示期間拡大も予定されています) 

図2 200日移動平均線の見方
【タイトル】
出典:トレーディングビュー


 この青い線がもし下向きだったら、その銘柄への投資は現時点では見送りです。トレンドが変わればいずれ上を向いてくるので、監視銘柄リストには入れておきましょう。上向きになる前に投資して成功すれば利益を大きくできますが、僕の投資は勝率を重視するのでこうしたリスクは取らず、すでに上昇トレンドに乗っている銘柄にしか投資しません。確実な勝ちを狙いにいくためにも、このルールは必ず守って下さい。

 いかがでしたでしょうか。今回は、株の初歩である「買うべき銘柄」についてお話させていただきました。まだまだお話したいことは山のようにありますが、ベストな売り方、損をするポイント、上級者向けのコンテンツなど、動画では載せていない有望銘柄の発掘方法はすべて書籍に盛り込んでいます。株探サイトの活用方法、チャートの見方、決算情報の数値の読み方などなど、画像つきで詳しく掲載していますので、株を始めたい人も、もっと勝ちを狙いにいきたい人もぜひ一度、本書を手に取ってみてください。
 
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プロフィール:株の買い時
株トレーダー。2013年より投資を開始し、100万円簡単に損したことをきっかけに本格的に株の勉強をはじめる。現在は年間10%~20%ほど利益を上げている。はてなブログ「株の買い時を考える」はMAXで月間70万PVを達成。株初心者向けに開設したYoutubeチャンネルの登録者数は14万人を突破。

【株の買い時を考えるチャンネル】


【タイトル】
「最短でラクラク2000万 手堅く稼ぐ!成長株集中投資術」
●株の買い時 著
●KADOKAWA
 1540円


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