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【注目】★本日の【イチオシ決算】 神戸鋼、キユーピー、ネクステージ (4月5日)

神戸鋼 <日足> 「株探」多機能チャートより

1)本日(4月5日)引け後に発表された決算・業績修正

 ●イチオシ決算

【神戸鋼 <5406> 】 ★前期経常を一転黒字に上方修正、2期ぶり復配へ
 ◆21年3月期の連結経常損益を従来予想の100億円の赤字→60億円の黒字(前の期は80.7億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。鉄鋼アルミで半導体不足に伴う自動車の減産リスクが実現しなかったほか、冬場に電力需給が逼迫したことに伴い送電量を増やしたことが寄与。緊急事態宣言の再発出による経費支出の抑制に加え、円安で採算が改善したことも上振れに貢献した。
  併せて、従来無配としていた期末一括配当を5円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

 ●サプライズな決算発表・業績修正

 スタ・アリス <2305>   ★前期経常を一転49%増益に上方修正
 ◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の22億円→49.6億円に2.3倍上方修正。従来の33.9%減益予想から一転して49.0%増益見通しとなった。七五三撮影の最需要期である10、11月の業績が計画を上回ったことに加え、2度目の緊急事態宣言によるマイナス影響が限定だったことが要因。経費削減なども上振れに貢献した。

 フェスタリア <2736> [JQ]  ★上期経常を2.2倍上方修正・17期ぶり最高益更新へ
 ◆21年8月期上期(20年9月-21年2月)の連結経常利益を従来予想の1.1億円→2.5億円に2.2倍上方修正し、17期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。コロナ禍の影響で来店客数は大幅に減少したものの、オンライン販売が好調だったうえ、価格ラインの引き上げ効果で販売単価が大きく上昇したことが収益を押し上げた。高付加価値商品の堅調な推移に加え、販売効率の向上や店舗関連費用の低減なども上振れの要因となった。

 キユーピー <2809>   ★12-2月期(1Q)経常は25%増益で着地
 ◆21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比24.9%増の66億円に伸びて着地。キユーソー流通システム <9369> の持ち分法適用関連会社への移行や外食需要の落ち込みで、大幅減収となったものの、内食需要の高まりを背景に家庭用商品が好調だったうえ、販管費の抑制も奏功し、採算は大きく改善した。

 ワッツ <2735>   ★今期経常を一転3%増益に上方修正
 ◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の10.4億円→17.8億円に71.2%上方修正。従来の39.9%減益予想から一転して2.8%増益見通しとなった。売上総利益率の改善が継続することに加え、人件費や光熱費、出店・改装費用を中心に販管費が想定を下回ることが上振れの要因となる。

 ネクステージ <3186>   ★12-2月期(1Q)経常は13倍増益で着地
 ◆21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比13倍の27.3億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染症影響の反動で中古車市場の需要が回復するなか、新規出店効果に加え、車両相場の上昇で採算が改善したことが大幅増益の要因となった。

 川口化 <4361> [東証2]  ★今期経常を3倍増益に79%上方修正
 ◆21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比89.1%増の1億0400万円に拡大して着地。自動車生産の回復を背景に主力のゴム薬品部門の収益が伸びたほか、中間体部門の販売が好調だったことが寄与。生産効率化や合理化を進めたことも大幅増益につながった。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の1億4000万円→2億5000万円に78.6%上方修正。増益率が70.7%増→3.0倍に拡大する見通しとなった。

 コジマ <7513>   ★今期経常を一転19%増益に上方修正
 ◆21年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の49億円→88億円(前期は73.8億円)に79.6%上方修正し、一転して19.2%増益見通しとなった。巣ごもりやテレワーク需要の高まりを追い風に、テレビ、ゲーム機、パソコン周辺機器、エアコン、空気清浄機などが想定以上に伸びることが寄与。ネット通販における高付加価値商品の好調やプライベートブランド商品の販売拡大に加え、コロナ禍による営業活動の自粛で販売促進費や光熱費、旅費交通費などが減少することも上振れに貢献する。

 BS11 <9414>   ★上期経常を一転31%増益に上方修正
 ◆21年8月期上期(20年9月-21年2月)の連結経常利益を従来予想の8.3億円→13.3億円に60.7%上方修正。従来の18.4%減益予想から一転して31.2%増益見通しとなった。新型コロナウイルス感染症の業績への影響が想定内に収まり、経費抑制を進めたことが上振れの要因。

2)4月6日の決算発表銘柄(予定)
 ■引け後発表
  ◆本決算:
   <2659> サンエー
   <6469> 放電精密 [JQ]
   <7649> スギHD
  ◆第1四半期決算:
   <9872> 北恵
  ◆第2四半期決算:
   <2927> AFC-HD [JQ]
  ◆第3四半期決算:
   <5932> 三協立山
  合計6社

 ※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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