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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、根強い警戒も自律反発

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時40分現在)

S&P500先物      4,261.88(+10.63)
ナスダック100先物  14,600.12(+59.37)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小反発、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は下げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


19日の取引で主要3指数は急落。特にダウは一時900ドル超下げ、今年最大の下げ幅を記録。最終的には725ドル安の33962ドルで取引を終えた。新型コロナウィルス・デルタ株の世界的まん延で正常化を期待した買いが後退。指数は前週まで過去最高値圏で推移していたため、リスク回避的なムードが広がり急激に調整売りが進んだ。金利安を受け金融株が大きく売られたほか、これまで買い戻されていた景気敏感株への売りが優勢となった。


本日は下げ渋りか。前日大幅安の反動で、自律反発が期待される。前日発表されたNAHB住宅市場指数は底堅く、今晩の住宅着工件数などが想定に沿った内容となれば、関連セクターを中心に回復期待の買戻しが入りやすい。長期金利が低水準で推移しており金融株は引き続き買いづらいものの、ハイテク関連は買戻しが見込まれる。ただ、警戒は根強く、指数の戻りは限定的となろう。なお、決算発表のネットフリックスやハリバートンなどが物色されよう。

《TY》

 提供:フィスコ

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