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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は75日線を突破、グロース物色でNT倍率は14.37倍に上昇


 日経225先物は11時30分時点、前日比290円高の2万8430円(+1.03%)前後で推移。寄り付きは2万8330円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8195円)を大きく上回って始まった。その後、2万8230円と上げ幅を縮めたものの、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が強い値動きをみせるなか、前場半ばに一時2万8510円まで上げ幅を広げる場面があった。買い一巡後はこう着感を強めたものの、2万8400円を挟んだ底堅い値動きで推移している。

 米国市場で長期金利の低下を背景にハイテク株の一角が買われた流れを受けて、半導体関連に物色が波及した。一方で、JPモルガン・チェース<JPM>の下落を嫌気したメガバンクの弱い動きが目立った。日経平均型優位の展開から、NT倍率は先物中心限月で一時14.37倍に上昇。日経225先物は上値抵抗として意識されていた75日移動平均線を突破してきた。衆院解散に伴い改めて政策期待が高まるなか、グロース物色によって引き続き日経平均型優位の展開に向かいそうである。

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