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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サインポスト、川本産業、アールプラン

サインポスト <日足> 「株探」多機能チャートより
■サインポスト <3996>  1,668円  +300 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 サインポスト<3996>がストップ高。きょう付の日本経済新聞朝刊で「日本郵政グループとファミリーマートは、全国の郵便局内に無人決済のコンビニエンスストアを設置する」と報じられ、無人決済システムを手掛ける同社に思惑的な買いが入ったようだ。サインポストはJR東日本スタートアップ(東京都新宿区)と2019年7月に合弁会社を設立し、駅構内でAI無人決済システムを使った無人決済店舗の展開を進めている。また、人工知能(AI)と画像認識技術を活用した設置型セルフレジ(無人レジ)など、無人決済システムの開発を進めている。

■川本産業 <3604>  928円  +150 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 川本産業<3604>がストップ高。20日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を280億円から300億円(前期比2.8%減)へ、営業利益を8億円から8億2000万円(同37.2%減)へ増額しており、これを好感した買いが膨らんだ。新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増加したことに伴い、カタログ通信販売やインターネット通信販売事業者に対する感染管理製品の売り上げが計画以上となったほか、育児用品の販売も好調だった。また、出張の制限などにより経費が減少したことも業績に寄与する。

■アールプランナー <2983>  5,290円  +560 円 (+11.8%) 一時ストップ高   本日終値
 アールプランナー<2983>が大幅続伸。20日の取引終了後、同社の注文住宅ブランド「Fの家」が、日本デザイン振興会が主催する21年度のグッドデザイン賞を受賞したと発表。あわせて、「Fの家」紹介サイトをリニューアルしたとしており、ブランド価値向上につながるとの期待感から買われたようだ。

■コア <2359>  1,700円  +176 円 (+11.6%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 コア<2359>は急伸し年初来高値を更新。20日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が95億円から104億3000万円(前年同期比11.1%増)へ、営業利益が7億5000万円から10億3000万円(同45.3%増)へ、純利益が5億3000万円から7億4000万円(同41.8%増)へ上振れて着地したようだと発表。コアビジネスのうち、公共及びエネルギーが好調に推移したほか、SIビジネスでは生命保険、クレジットなどの金融分野が伸長。また、SIビジネスからソリューションビジネスへとビジネスモデルの転換が進んだことも寄与した。

■コーユーレンティア <7081>  1,817円  +147 円 (+8.8%)  本日終値
 コーユーレンティア<7081>が急伸。同社は20日取引終了後、2021年以降、毎年12月末日時点で3単元(300株)以上保有する株主を対象に、株主優待制度を導入すると発表した。保有株式数や保有期間に応じて3000~3万3000ポイントを贈呈し、保有ポイント数に応じてこだわりグルメ、スイーツや飲食類、銘酒、家電製品、選べる体験ギフトなど、特設サイトに掲載されている2000種類以上の商品から選べるという内容になっている。

■システム・ロケーション <2480>  1,737円  +109 円 (+6.7%)  本日終値
 システム・ロケーション<2480>が大幅高で3日続伸。20日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を5億800万円から5億2000万円(前期比19.3%増)へ、純利益を3億4400万円から4億円(同2.3%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は13億2600万円(同16.7%増)の従来見通しを据え置いたものの、自動車流通業界向けの各種支援システムへの需要が順調に推移したことに加えて、連結子会社であったミネルバグランディールの株式を譲渡したことによる子会社株式売却益が発生したことなどが要因としている。

■タカノ <7885>  785円  +47 円 (+6.4%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 タカノ<7885>が急伸。20日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を218億1000万円から219億円(前期比9.2%増)へ、営業利益を4億4500万円から5億5000万円(前期9700万円の赤字)へ、最終利益を2億8000万円から3億9000万円(同1100万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。オフィス家具需要が底堅いことに加えて、個室空間製品の販売が好調であること、更に半導体製造装置業界の活況が続いていることなどにより、売上高が想定を上回る見通しであることが要因としている。

■アジャイル <6573>  634円  +30 円 (+5.0%) 一時ストップ高   本日終値
 アジャイルメディア・ネットワーク<6573>は大幅続伸。同社は20日取引終了後、国内大手のユーチューバー・プロダクションであるVAZ(東京都中央区)と業務提携を締結し、新サービス「オーセンティック・インフルエンサー」の提供を開始すると発表。新たに提供するのは、インフルエンサーが本当に好きな商品・ブランドをPRする業界初のサービス。インフルエンサーであり、かつ好きな商品を公言している人を「オーセンティック・インフルエンサー」と位置づけ、インフルエンサーマーケティングに知見を持つVAZがその選定を行う。また、アジャイルがオーセンティック・インフルエンサーのファン活性化の知見・ノウハウ・分析テクノロジーを提供する。両社がサービスの窓口となり、クライアント企業の高いマーケティング効果の獲得をサポートするとしている。

■ダイハツディーゼル <6023>  634円  +22 円 (+3.6%)  本日終値
 ダイハツディーゼル<6023>が反発。同社は20日、デュアルフューエル機関の生産能力増強を目的として姫路工場の運転設備増設を決定したと発表しており、今後の業容拡大への期待が高まっているようだ。デュアルフューエル機関は液体燃料とガス燃料双方を切り替えて運転可能なエンジンで、既に大型自動車運搬船に搭載され、順調に稼働しているという。また、自動車運搬船やメガコンテナ船など向けにあわせて約100台を受注したことも明らかにしている。

■フルッタフルッタ <2586>  164円  +5 円 (+3.1%)  本日終値
 フルッタフルッタ<2586>が反発。20日の取引終了後、新型コロナウイルスの引き起こすサイトカインストームに対する抗炎症に関するトロント大学との共同研究などについて、11月16日午前11時からメディア向けWEB説明会を行うと発表。同説明会ではトロント大学との共同研究のほか、アサイーの造血機能性に関する研究や今後の同社の方向性についても発表されるという。なお、参加できるのは報道機関のみとしている。

●ストップ高銘柄
 サインポスト <3996>  1,668円  +300 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 オンコリス <4588>  694円  -150 円 (-17.8%) ストップ安   本日終値
 ニッチツ <7021>  3,455円  -700 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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