土屋HDが大幅続伸、23年10月期営業益2.7倍化達成し今期も78%増益予想に
土屋ホールディングス<1840>が大幅続伸、低位株の強みを発揮して、個人投資家などの短期筋の参戦が活発化している。同社は北海道を営業地盤に注文住宅を手掛けるほか、分譲マンションなども展開する住宅大手で、売り上げの7割を道内で占めている。前週末15日に発表した23年10月期の決算は営業利益が前の期比2.7倍の3億9300万円と急拡大した。また、続く24年10月期についても大幅な利益成長が続き、前期比78%増の7億円を予想しており、これを材料視する投資資金の流入を誘っている。中長期的にも株高期待が強い。同社が本社を構える札幌市と近い千歳市では、最先端半導体の量産を目指す日の丸半導体会社ラピダスの巨大工場建設が計画されていることで、地価の上昇や経済活性化が期待され、同社の収益環境にも追い風が意識される。
株探ニュース