決算発表予定日 2024/12/20
2315東証S貸借
業種 情報・通信業

CAICA DIGITAL 株価材料ニュース

61
-2
-3.17%
業績
(15:30)
PTS

60.6

(23:56)
株価は15分ディレイ

CAICAD Research Memo(6):2024年10月期の通期予想を据え置き、黒字転換を見込む

特集
2024年7月12日 12時46分

■業績見通し

1. 2024年10月期の業績予想

2024年10月期の連結業績についてCAICA DIGITAL<2315>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比16.5%増の6,302百万円、営業利益を169百万円(前期は2,378百万円の損失)、経常利益を162百万円(同2,560百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益を137百万円(同3,889百万円の損失)と増収増益により黒字転換を見込んでいる。

売上高は、上期に引き続き、好調な受注環境を背景として「ITサービス事業」が順調に拡大する見通しである。

利益面でも、「金融サービス事業」の再編に伴う販管費の削減(前期比2,199百万円減)や「ITサービス事業」の伸びにより大幅な損益改善(黒字転換)を実現する。計画外であった暗号資産の評価切り下げによる影響については、「ITサービス事業」の伸びや利益率の高い案件の獲得などによりカバーする想定のようだ。

2. 弊社の見方

同社の通期予想の達成のためには、下期売上高3,436百万円、営業利益365百万円が必要となる。従って、高いハードル(特に利益面)と言わざるを得ないが、受注好調な「ITサービス事業」において高収益案件が獲得できている状況を勘案すれば、少なくても通年での黒字転換は十分に可能であると見ている。パートナー認定された有力ベンダーとの連携などにより、DXコンサルティングからソリューション導入、保守・運用までのSI事業が軌道に乗ってくれば、高単価が期待できるだけに目標達成にどこまで近づけるかといった展開も考えられる。注目すべきは、ベンダーとの連携や開発体制の強化などを通じた「ITサービス事業」のさらなる底上げに加え、中長期的な収益の軸として期待される「Zaif INO」及びカイカコインにおけるユーティリティ向上の取り組みであり、中期経営計画2年目となる来期以降の収益力アップにどのように寄与していくのかをフォローしていきたい。また、日本よりも暗号資産やNFTが活発な韓国市場への参入についても、どのような形でビジネスが立ち上がってくるのか、楽しみな材料と言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《SI》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる