不二油本社が6日ぶり急反落、今期業績減額修正で「期待裏切る決算」との声も
不二製油グループ本社<2607>が6日ぶりに急反落。株価は一時、前日に比べ6.0%安に売られた。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮小している。6日取引終了後、19年3月期の連結業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は3120億円から3030億円(前期比1.5%減)へ見直したほか、営業利益は213億円から180億円(同12.1%減)へ、最終利益は140億円から112億円(同18.5%減)へ修正した。油脂部門の海外グループは採算重視により販売が減少したほか、米チョコレート会社買収関連費用や中国子会社の事業譲渡に伴う減損損失などが利益の悪化要因に働く。市場からは「期待を裏切る決算」との声が上がっている。ただ、大豆、チョコレート、機能性油脂などへの世界的な需要拡大は続いており、来期利益は大幅回復するとの予想も出ている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース