アルフレッサが急落、コロナ禍の受診抑制響き21年3月期業績予想を下方修正
アルフレッサ ホールディングス<2784>が急落している。5日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆7000億円から2兆6310億円(前期比2.5%減)へ、営業利益を368億円から209億円(同56.1%減)へ、純利益を302億円から196億円(同51.3%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
上期の医療用医薬品等卸売事業で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより、得意先である医療機関で感染リスクを警戒した患者の受診抑制や手術件数の減少、調剤薬局では処方箋枚数の減少とそれに伴う調剤報酬の減少などがあり、特に同社グループの市場シェアが高い東名阪の都市部においてその傾向が顕著となっていることが要因。また、セルフメディケーション卸売事業では、訪日外国人客の大幅減少に伴ってインバウンド需要がほぼなくなったことも響いたとしている。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高6500億1100万円(前年同期比4.0%減)、営業利益37億400万円(同59.7%減)、純利益57億1100万円(同27.6%減)だった。
株探ニュース