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雨宮京子氏【続急落、円高受け波乱の日経平均ここからの展望】(2) <相場観特集>

特集
2019年8月5日 19時45分

―米中摩擦激化、リスクオフの円高加速とどう向き合うか―

週明け5日の東京株式市場は日経平均株価が一時500円を大きく上回る下落となるなど波乱展開となった。前週末と合わせ下げ幅は一時1000円を超えるリスク回避ムード一色に覆われた。外国為替市場で1ドル=105円台に入る円高が大きく嫌気された格好だが、この激流はまだ続くのか。それともリバウンドの機が近いのか。先読みに定評のある市場関係者に今後の相場見通しと物色対象について話を聞いた。

●「ここからの下値は限定的、円高も織り込み進む」

雨宮京子氏(SBI証券 投資情報部 シニア・マーケットアドバイザー)

全体相場は久々の大幅調整となったが、例によってAI取引による影響が大きいという印象だ。急激な円高は確かに東京株式市場に逆風とはいえ、それ以外で世界の政治経済の情勢に大きく変化したものは見当たらない。米中貿易摩擦について難航しているのは事実だが、これまでの延長線上であり、世界経済全体を揺さぶるほどの影響力はないとみている。

FRBの利下げも予防的に行うというのも変な話で、むしろ前回のFOMCで打ち止め感をもたせた方が相場にはよかったのではないか、と考えている。トランプ大統領の影におびえて中途半端な政策スタンスを取ることでFRBの存在感が軽くなっているのは、米株市場にマイナスに作用する。

為替の円高については、世界的に緩和競争が進むなかで日銀に緩和の伸びしろが少ないことが投機マネーの仕掛けを呼んでいる。人民元安と相まって、当面円高の流れは続きそうだ。ただし、日経平均は、直近の下げで円高についてもかなり織り込みが進んだ。1ドル=105円を下回るような状況になれば話は別だが、今のレベルであれば、ここから日経平均が一段安に売り込まれる余地は少ないだろう。下値メドは2万300円近辺とみている。一方、リバウンド局面に移行すれば戻りは早く、52週移動平均線近辺の2万1700円近辺が上値目標ラインとして意識されよう。

個別銘柄では、まずソフトバンク <9434> に着目。高配当利回りはもちろんのこと、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」などと連携した新事業の展開にも積極的。株価は派手さはないものの波乱相場に強い。このほか、中小型株では人手不足を背景にカット野菜が伸びているデリカフーズホールディングス <3392> 、保育事業を手掛け働き方改革の波にも乗るテノ.ホールディングス <7037> [東証M]などは全体地合いに左右されにくい。このほか、日本ホスピスホールディングス <7061> [東証M]、アゼアス <3161> [東証2]などもマークしている。

(聞き手・中村潤一)

<プロフィール>(あめみや・きょうこ)

SBI証券 投資情報部 シニア・マーケットアドバイザー。元カリスマ証券レディ。日興証券時代は全国トップの営業実績を持つ。ラジオ短波(現ラジオNIKKEI)、長野FM放送アナウンサー、『週刊エコノミスト』(毎日新聞社)記者、日経CNBCキャスター、テレビ東京マーケットレポーター、ストックボイスキャスターなどを経て現在に至る。

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