決算発表予定日 2024/04/09
3454東証S貸借
業種 不動産業

ファーストブラザーズ 株価材料ニュース

1,276
+13
+1.03%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

Fブラザーズ Research Memo(4):2つの戦術を併用した、賃貸不動産ポートフォリオ拡充戦略を推進

特集
2019年2月25日 15時04分

■中期展望

ファーストブラザーズ<3454>の成長戦略を一言で言えば「賃貸不動産ポートフォリオ拡充戦略」による持続的成長である。この戦略は株式上場をした2015年2月前後からであり、中期的にも変わらない。賃貸不動産ポートフォリオを拡充させることにより、安定的収益(賃貸料収入)を向上させ、バリューアップを通じて含み益を増大させ、ポートフォリオの入れ替え(一部物件の売却)によりその含み益を顕在化させ、売却利益を獲得する。

戦略遂行のために、2つの戦術をバランスを取りながら併用する。

1) 長期保有戦術:物件を売却せずに長期的に保有しつつ新規に賃貸不動産の取得を続ける。ポートフォリオの拡充スピードは緩やか。

2) ポートフォリオ入れ替え戦術:バリューアップが完了した物件を売却しつつ、再投資により賃貸用不動産を取得していく。ポートフォリオの拡充スピードが速い。

同社では、これらの戦略・戦術のもと、2018年11月末までの過去3年間にKPI(主な財務数値)を向上させてきた。2015年11月期(末)と2018年11月期(末)の倍率で見ると、賃貸不動産ポートフォリオの残高が2.10倍、現預金が1.77倍、株主資本が1.81倍、賃貸粗利が2.08倍、含み益が1.06倍、売却粗利も含めて大きく伸ばすことに成功した。

また、同社はポテンシャルの高いエリアを見極め、当該エリアに集中的に投資し、その街づくりに貢献することで地域社会との共生を図りながら、長期的観点に立ったバリューアップを図ることを計画しており、中長期的な賃貸不動産ポートフォリオのさらなる拡充を予定している。

今後も「賃貸不動産ポートフォリオ拡充戦略」を継続するため、「賃貸不動産ポートフォリオの残高」の持続的な成長に注目したい。戦術は外部環境や内部環境によって変化する。長期保有戦術を進める時期は含み益が増加、ポートフォリオ入れ替え戦術を進める時期は売却粗利が増加するなどを各KPIが変化する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《HN》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる